CMCとは?髪の表面の重なりや細胞どうしをつなぐ部分

ヘアケア

CMCって、髪にどんな効果があるんだろう。美容室やトリートメントの説明でよく聞くけど、髪のどこの何なのか分からないよね。

実は、CMCは、もともと髪の中にある「つなぎ目」のような部分の名前です。花王・デミ・ルベルが、髪のつくりを説明するなかで、CMCを髪の表面の重なりのあいだにある部分として紹介し、デミとルベルは中身の細胞のあいだにもあるとしているからです。

この記事では、CMCが髪のどこにあって何をしているか、何で減りやすいか、家で補えるのかを、メーカーの説明をもとにまとめました。CMCのトリートメントで髪質が変わるのか、という疑問にも答えます。

読み終えるころには、「CMC」と聞いたときに髪のどこの何の話かが分かり、美容室で聞いた説明やボトルの表示を、自分で読み解けるようになります。


CMCとは?髪の表面の重なりや、中身の細胞どうしをつなぐ部分

CMCは、髪の表面の重なった層どうしや、中身の細胞どうしのあいだにあって、それらをくっつけている部分です。もともと髪のつくりの一部として、髪の中にあります。

CMCは髪のどこにある?表面の重なりのあいだと、中身の細胞のあいだ

CMCがあるのは、表面の重なった層どうしのあいだと、中身の細胞どうしのあいだです。

CMCがあるところ。同じ大きさの2枚のカードを並べた図。左は「表面」重なった層のあいだで、少しずつ重なったタイルの境目に点線と「CMC」。右は「中身」細胞のあいだで、縦に並んだ細長い棒のすき間に点線と「CMC」。下に「CMC=重なりや細胞のあいだで、くっつけているところ」

花王は、うろこのように重なった表面の層の境目にCMCがあると説明しています。ルベルとデミは、表面の層どうしに加えて、中身の細胞どうしもCMCがくっつけている、としています。

CMCは何でできている?油の成分や、水になじむたんぱく質など

CMCは、油の成分や、水になじむたんぱく質などがまざり合ってできています。

花王は、表面の層の境目のCMCに油の成分があるとし、デミは、中身の細胞のあいだのCMCを、油の成分と水になじむたんぱく質、水分がまざり合ったものとして図で示しています。

「髪の成分のCMC」とは?もとは髪の中にある部分の名前

「CMC」は、もとは髪の中にあるこの部分の名前で、花王とルベルは細胞膜複合体(CMC)として紹介しています。

シャンプーやトリートメントの表示の「CMC」が何をどれだけ入れたものかは、その商品の説明を見ないと分かりません。ここでは髪の中のCMCの話をします。

ノン
「CMCって、トリートメントに入ってる成分の名前じゃないの?」
ミズノ
「もとは髪の中の部分の名前なんだって。花王もルベルも、髪のつくりの説明で出してるよ」

CMCの髪への効果は?くっつける役目と、水分の出入りに関わる役目

CMCはもともと髪の中にある部分なので、ここでは「効果」を、髪の中での役目として説明します。役目には、くっつけることと、水分の出入りに関わることがあります。

表面の重なりや中身の細胞をくっつけ、手ざわりにも関わる

1つめの役目は、表面の重なった層どうしや、中身の細胞どうしをくっつけることです。デミはCMCを「髪の中の接着剤」と呼んでいます。

手ざわりに関わるのは、CMCにある表面の油の成分です。花王によると、この成分は健康な髪では表面をおおい、こすれを減らしてまとまりをよくし、ツヤや手ざわりを左右しています。

水分の出入りや、カラー・パーマの薬が通るところにも関わる

2つめの役目は、水分の出入りに関わることです。デミは、CMCが水の出入りを調整し、ヘアカラーやパーマの薬が通るところにもなっている、と説明しています。

髪の水分の出入りと広がりの関わりは、髪が広がる原因を、メーカーの説明で整理した記事にあります。

CMCが減りやすいのは?ヘアカラー・ブリーチや紫外線

花王は、表面の層の境目のCMCにある油の成分が、紫外線やヘアカラー(ブリーチ)で失われやすいと説明しています。

表面の油の成分が減りやすいきっかけと、表面が傷つきやすいきっかけを、上下の段に分けた図。上の段は「表面の油の成分が減りやすい」で、ブラシの印の「ヘアカラー・ブリーチ」と、太陽の印の「紫外線」の2枚のカード。下の段は「表面が傷つきやすい」で、タオルの印の「毎日のこすれ」と、ヘアアイロンとしずくの印の「濡れた髪・アイロンの熱」の2枚のカード

1回のヘアカラーで、この油の成分の80%が失われる、とも花王は書いています。CMCがまるごと80%減る、という話ではありません。

表面そのものも、パーマやヘアカラーで層どうしの結びつきが弱まると毎日の小さなこすれで削れやすくなり、濡れているときやアイロンの熱でも傷つきやすい、と花王は説明しています。

こすれを減らす方法は、髪が絡まる原因と対処法をまとめた記事で紹介しています。

ノン
「カラー1回で、そんなに変わるもの?」
ミズノ
「花王だと、表面の油の成分は1回のカラーで80%なくなるんだって。CMCまるごとの話じゃないけどね」

CMCが減るとどうなる?表面のこすれが増え、傷むきっかけに

花王の説明では、CMCにある表面の油の成分が失われると、表面にかかるこすれが増えて、表面の層が傷むきっかけになります。

パーマやヘアカラーの影響の解説でも、この油の成分が損なわれると、こすれが増えてなめらかさが下がる、としています。

CMCは家で補える?言い切れず、説明も分かれている

家で使うもので、CMCを元どおりにできるかは、言い切れません。

花王は、CMCにある表面の油の成分について、トリートメントなどに混ぜるだけでは、髪の表面にとどめることはできない、と説明しています。デミとルベルの髪のつくりの説明には、補えるかどうかは書かれていませんでした。

美容室やお店の記事には、CMCを補う成分の入ったシャンプーやトリートメントを使う、美容室でトリートメントを受ける、といった方法を挙げるものもあります。一方、質問サイトの回答には、家ではできないので美容室で、とするものもあり、説明が分かれています。

ここで言い切れないのは、CMCそのものを元どおりにできるかどうかです。トリートメントやオイルを使うこと自体を否定するものではありません。

まずは、油の成分が失われやすいきっかけを知っておくところから見直します。

ノン
「でも、CMC入りって書いてあるトリートメントなら戻せるんじゃないの?」
ミズノ
「花王は、表面の油の成分は混ぜるだけじゃ表面にとどまらないって。戻せるとは言い切れないんだよね」

CMCのトリートメントで髪質は変わる?変わるとは言い切れない

CMCのトリートメントで髪質が変わるとは、言い切れません。元どおりにできると確かめられる説明が、読んだメーカー3社(花王・デミ・ルベル)の髪のつくりの説明に見当たらないためです。

「髪質改善」は美容室のメニューの名前にも使われる言葉で、CMCを使った「髪質改善」をうたう美容室の記事もあります。当ブログが以前に調べた美容室のページでは、使い方がページごとに違っていました。

美容室で頼むなら名前ではなく、使う薬やヘアアイロンを使うかどうかを予約の前に聞きます。聞いておくことは髪が広がっておろせないときに、美容室で相談することをまとめた記事にあります。


まとめ:CMCは髪をつなぐ部分。まず減るきっかけを知っておく

メーカーの説明では、CMCは髪の表面の重なりどうしや中身の細胞どうしをくっつける部分で、水分の出入りにも関わります。CMCにある表面の油の成分は、ヘアカラー・ブリーチや紫外線で失われやすい、と花王は説明しています。家で元どおりにできるかは言い切れないので、まずは失われやすいきっかけを知っておきます。

各社の説明は、2026年10月14日に各社のページで確認した内容です。美容室やお店の記事・質問サイトの回答についての記述は、「cmc 髪」の検索結果の上位に出たページを同じ日に確かめたもので、名前とリンクは載せていません。

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