広がる髪の毛、どうしたらいいんだろう。すいてもらうか、縮毛矯正にするか。美容室で頼めそうなことは浮かぶけど、自分がどれを頼めばいいのか迷うよね。私も、おろしたい日も、広がるので結んで出かけたことがあります。
実は、美容室に頼むことは、広がる理由が「量」か「くせ」かで変わります。Ric’s & Co.は髪の広がり方の1つに毛量やカットによる重なりを、花王はくせ毛の原因に髪の内部の細胞のかたよりを挙げていて、原因のある場所が違うからです。
この記事では、量が理由のときのカットの頼み方(すくと広がるのか、何を伝えるか)と、くせが理由のときの縮毛矯正などの違い、予約の前に聞いておくことをまとめました。最後に、美容室に行くまで家でできる乾かし方と、毛量が多い髪のヘアオイルのつけ方の記事も紹介します。
読み終えるころには、自分の髪について美容室で何をどう伝えるかが決まり、迷わずに相談できるようになります。
髪が広がっておろせない理由は、量・くせ・乾かし方など
髪がおろせないほど広がる理由として、この記事では、毛量による重なり・くせ・乾かし方の3つを見ます。美容室に何を頼むかは、このうちどれが理由かで変わります。
Ric’s & Co.は、広がり方のタイプの1つに毛量やカットによる重なりを挙げ、花王は、くせ毛は髪の内部の細胞の分布のかたよりで生じ、かたよりが大きいほどくせが強いと説明しています。花王は、髪の形は乾かすときに決まるともしています(花王の解説)。

このほか、湿気・乾燥・ダメージでも広がり、原因が重なることもあります(Ric’s & Co.)。
広がる原因を、いつ・どこが広がるかから見分けたいときは、髪が広がる原因を見分ける記事にまとめています。
毛量が多くて広がるなら、美容室では量を減らすカットを頼む
毛量による重なりが理由なら、美容室には量を減らすカットを頼みます。プリュムヘアケアのコラムも、毛量が多く、切りっぱなしやワンレングスで重さを感じやすい人は、毛量を調整するよう書いています。ただ、量の減らし方は1つではないので、何をどれだけ減らしたいかを伝えて、美容室と決めます。
髪をすくと広がる?すきすぎると広がることがある
すくのは量を減らすやり方の1つですが、すきすぎると、かえって広がることがあります。プリュムヘアケアのコラムは、すくと髪の束の中に短い毛ができるとし、やりすぎると、その短い毛がほかの毛を押し上げたり、重みが減って髪が浮いたりして、広がる原因になることがあると説明しています。
同じコラムは、毛量が多くてもすきすぎは避けるよう書き、カットの前に髪質を伝えて、すくか、レイヤー(段)を入れるかを決めるよう案内しています。すくかどうかより、どこをどれだけ減らすかを美容室と決めます。
「すいてください」だけでなく、ふくらむ場所とおろしたい形を伝える
美容室では「すいてください」の一言だけでなく、どこがふくらむか、おろしたときにどうしたいか、毎朝の手入れにどれくらい時間をかけられるかを伝えると、量の減らし方を相談する材料になります。
ふくらむ場所を伝えると、どこの量の話かがはっきりします。重なりが多い場所の例として、花王は、乾かし残しやすいのは髪の重なりの多い後頭部と耳上あたりの根元だとしています。おろしたい形は、結ばずに過ごしたい日や、おろしたい長さのことです。手入れの時間は、ドライヤーだけで済ませたいかどうかを伝えます。

たとえば「後頭部と耳の上がふくらんで、おろせない。肩につく長さでおろしたい。朝はドライヤーだけで済ませたい」のように、自分の言葉で伝えます。伝えるのは悩みと希望までで、どこをどう切るかは美容室と相談して決めます。


くせで広がるなら、縮毛矯正などのストレート系を相談する
くせが理由で広がるなら、美容室で相談するのは、縮毛矯正などのストレート系の施術です。Ric’s & Co.は、クセが強い髪にはカットやサロンメニューの相談が役立つとしています。
縮毛矯正を、ReFa(MTG)とデミ(日華化学)は、薬剤とヘアアイロンを使ってくせを伸ばす施術として説明しています。厚生労働省の承認基準では、縮毛矯正剤は医薬部外品のパーマネント・ウェーブ用剤に含まれ、この用剤は「くせ毛、ちぢれ毛又はウェーブ毛髪をのばし、保つ」などの効能をうたうものとされています。ただ、施術の名前と中身の結びつきは1つではないので、予約の前に確かめます。
縮毛矯正とストレートパーマの違いは?ヘアアイロンを使うかで分ける説明がある
ReFa(MTG)は、縮毛矯正とストレートパーマを、ヘアアイロンを使うかどうかで分けて説明しています。縮毛矯正は薬剤と熱(ヘアアイロン)を使う施術、ストレートパーマは薬剤のみを使う施術、という分け方です。一方、厚生労働省の承認基準では、縮毛矯正剤が、高温整髪用アイロン(ヘアアイロン)を使うものと、そうでないものに分けて挙げられています。名前だけで判断せず、ヘアアイロンを使うかどうかは予約の前に聞いて確かめます。
「酸性ストレート」「髪質改善」など、調べた美容室のページでは名前の使い方がまちまち
調べた美容室のページでは、くせや広がりに向けた施術に「縮毛矯正」「酸性ストレート」「髪質改善」などの名前が使われていました。使い方もページごとに違い、「縮毛矯正(ストレートパーマ)」と2つをひとまとめに書いたページもあれば、トリートメントやカラーの名前に「髪質改善」を付けたページもありました。名前だけで中身を決めつけず、使う薬剤と、ヘアアイロンを使うかどうかを予約の前に聞いて、中身で比べます。
予約の前に、使う薬剤・時間・料金・かけ直しの目安を聞く
ストレート系の施術を予約する前に、次の5つを聞いておくと、店どうしを比べて決められます。調べた上位の美容室のページには、料金や時間がほとんど書かれていませんでした。
- 使う薬剤と、ヘアアイロンを使うかどうか
- かかる時間と料金(カットも含むか)
- カラー・ブリーチ・縮毛矯正の履歴を伝えて、カラーもしたいときの1週間の間隔のあけ方
- 根元が伸びてきたときの、かけ直しの目安
- 髪や頭皮への負担について、どんな説明があるか

履歴は、こちらから伝えます。Ric’s & Co.は、カラー、ブリーチ、縮毛矯正、毎日のアイロン使用を美容師に伝えるよう書いています。日本パーマネントウェーブ液工業組合は、「医薬部外品であるパーマ剤と染毛剤は、1週間の間隔をあけて使用するよう、使用上の注意事項に明記されています」と説明しています。同じ組合は、パーマや縮毛矯正の直後は頭皮も薬剤の影響で過敏になっているとしています。答えを比べて、納得できた店で予約します。


美容室に行くまでは、乾かし方と、使っているならオイルのつけ方を毛量に合わせる
美容室に行くまでに家で変えられるのは、乾かし方と、ヘアオイルを使っているならそのつけ方です。ここでは、毛量が多い髪に限った要点を紹介します。
毛量が多い髪は、分けて下側から乾かす
花王は、耳の前で左右と後ろに大まかに分け、髪の量が多い人はさらに上下に分けて、下の部分から乾かし始めるやり方を紹介しています。
乾かし方の手順と止めどきは、ドライヤーの乾かし方をメーカー4社の説明で比べた記事にまとめています。
毛量が多い髪のヘアオイルは、量を増やす前に内側から
ヘアオイルを使っているなら、毛量が多い髪では、量を増やす前に、髪を分けて内側から置きます。当ブログのヘアオイルの記事では、表面だけで足りそうに見えて内側に届きにくいので、量を増やすより内側から触るほうが先、と整理しています。


まとめ:髪が広がっておろせないなら、量かくせかで頼むことを決める
量が理由なら、どこをどれだけ減らしたいかを伝えて、量を減らすカットを相談します。くせが理由なら、縮毛矯正などのストレート系の施術を、名前ではなく中身を確かめてから相談します。美容室に行くまでは、乾かし方と、ヘアオイルを使っているならそのつけ方を毛量に合わせます。
ヘアオイルの量と置き場所から見直したい人は、毛量が多い髪のヘアオイルの量とつけ方をまとめた記事もあります。
本文中の各社・団体の説明と承認基準の記載は、2026年10月6日に各社・団体と厚生労働省のページで確認した内容です。美容室のページについての記述は、2026年10月3日と6日に、検索結果の上位に出た美容室のページ(施術名は、同じ店のほかのページも含む)で確かめたもので、店名とリンクは載せていません。


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