軟毛と硬毛(剛毛)の見分け方は?指に巻いて戻るかを見る

ヘアケア

自分の髪って、軟毛なのか硬毛なのか、どうやって見分けるんだろう。調べると方法がいくつも出てきて、どれを信じればいいのか迷うよね。

実は、軟毛か硬毛かは、髪の太さの数字ではなく、1本の髪がどれくらい曲がりやすいかを見ると見当がつく、と当ブログでは考えています。花王が、多くの場合、太い髪は細い髪より曲がりにくいため、かたく感じられる傾向がある、と説明しているからです。

この記事では、家でできる2つの見分け方と、軟毛・硬毛それぞれの特徴、どっちがいいのか、髪質は変えられるのかをまとめました。最後に、細くてやわらかい髪の人向けに、シャンプーの選び方をまとめた記事も紹介します。

読み終えるころには、自分の髪がどちらに近いか見当がつき、シャンプーやヘアオイルを選ぶときに、どの表示を見ればいいか自分で決められるようになります。


軟毛と硬毛の見分け方は?乾いた髪を指に巻いて戻るかを見る

軟毛か硬毛かは、乾いた髪を1本指に巻いて離し、すぐ戻れば硬毛に、巻いた形が残れば軟毛に近いと見ます。髪を横にして持ち、片方を離して垂れ方を見る方法もあります。

どちらも家でできる髪質チェックとして、美容家電ブランドの SALONIA のコラムと、美容室のオーナーに取材したウートピの記事が紹介しています。2つとも、導入で紹介した花王の説明にある、髪の曲がりやすさを見ているのだと当ブログでは考えています。

指に巻く横にして持つ
やり方1本を指に巻きつけてから、押さえていた手を離す。ウートピは、髪を抜かずにつまんだまま巻く方法を紹介1本の両端を持ってまっすぐ横にし、片方を離す。ウートピは、10cmほどの髪を1本抜いて使う方法を紹介
軟毛に近い巻きついたまま動かない(SALONIA は、離して10秒程度そのままなら軟毛としている)・ゆるいカールが残るだらんと下がる
硬毛に近いすぐに元に戻る横のまま(SALONIA は、ゆるやかに垂れる程度も剛毛としている)
紹介しているところSALONIA・ウートピSALONIA・ウートピ
軟毛か硬毛か、家で見分ける2つの方法。同じ大きさの2枚のカードを並べた図。左のカードは「指に巻く」で、「指に巻いて、離す」。離したあとの形が「形が残る」なら「軟毛に近い」、「すぐ戻る」なら「硬毛に近い」。右のカードは「横にして持つ」で、「横にして持ち、片方を離す」。離したあとの形が「だらんと下がる」なら「軟毛に近い」、「横のまま」なら「硬毛に近い」。下に「どちらも、乾いた髪で試す」

乾いた髪で試すのは、花王が、濡れた髪は乾いているときよりやわらかく、小さい力で伸びやすいと説明しているからです。濡れたままだと、やわらかい側に結果が出やすいと考えられます(当ブログの読み方です)。

髪が短くて横にしにくいときは、指に巻く方法だけで見ます。細くてやわらかい「猫っ毛」かどうかも、同じ方法で見ます。2つの方法で同じ側に出たら、その髪質に近いと考えます。

太さは何mmから軟毛?はっきりした基準はない

ホーユーは、何mm以下なら細いといった明確な基準があるわけではない、と説明しています。

日本人の平均的な髪の太さは、ホーユーも花王(日本人女性)も約0.08mmとしていますが、ホーユーは、同じ日本人でも髪の太さには違いがあるとしています。

家で太さを数字で測るのはむずかしいので、見た目で比べます。ホーユーは、髪が細い人の特徴として、白い紙の上に置くと髪が薄く見える、1本の髪をつまんだときに存在感があまりない、などを挙げています。

太さは数字ではなく見た目で、かたさは曲がりやすさで、見当をつけます。

髪を引っ張る方法は?硬毛の結果の見方が分かれている

髪を引っ張って伸びるかを見る方法もありますが、この記事では使いません。当ブログで読んだ範囲では、伸びやすければ軟毛、までは同じでも、硬毛のときにどうなるかの見方がページによって分かれていたからです。見分けには、上の2つを使います。

どちらとも言えない結果なら?中間の髪質と考える

2つの結果が分かれたら、中間の髪質と考えてかまいません。SALONIA のコラムは、どちらにも当てはまる場合は「普通毛」と判断できるとしています。ウートピの記事は、どの方法も可能性の範囲だとしています。分からないときは、困っていることや欲しい仕上がりのほうを手がかりに、シャンプーなどを選びます。

ノン
「指に巻いて、何秒も待つの?めんどー」
ミズノ
「SALONIA のコラムだと、離して10秒くらい巻きついたままなら軟毛、すぐ戻れば剛毛だって」

軟毛と硬毛の違いは、1本1本の太さとかたさ

軟毛は1本1本が細くてやわらかい髪、硬毛は太くてかたい髪のことで、違うのは髪の量ではなく、1本の太さとかたさです。花王は、髪の太さやかたさは、髪の大部分を占める中身の量で決まると説明しています。

軟毛硬毛(剛毛)
1本の太さ細い太い
さわった感じやわらかいかたい
曲げたとき曲がりやすい曲がりにくいことが多い(花王)
ほかの呼び方猫っ毛と呼ばれることもある剛毛

それぞれの特徴を、下で見ていきます。

軟毛の特徴は?ボリュームが出にくく、絡まりやすい傾向

ホーユーは、髪が細い人の特徴として、髪がペタッとつぶれやすく、ボリュームが出にくいことを挙げています。

ホーユーはまた、くせ毛や細い髪は絡まりやすいという特徴があり、細い髪はハリ・コシが弱く、少しの負荷でも絡まりがほどけにくくなる傾向がある、とも説明しています。

髪質のほかの原因や、ほどき方・防ぎ方は、髪が絡まる原因と対処法をまとめた記事にまとめています。

硬毛(剛毛)の特徴は?曲がりにくく、まとまりにくいことも

硬毛は曲がりにくいことが多く(花王)、ボリュームは比較的出しやすい一方、まとまりにくいこともあります。ミルボンは、硬毛は髪の芯にハリ・コシがあり、ボリュームのある髪型を比較的つくりやすい一方、まとまりにくさを感じることもあり、なめらかで落ち着いた髪型には向かない面もあるとしています。髪型によって、扱いやすさにも扱いにくさにもなる性質です。

毛量が多い・くせ毛なら硬毛?量やくせは、1本の太さとは別

毛量の多さやくせは、1本の太さ・かたさとは別に見ます。

SALONIA のコラムは、軟毛は髪の量が多い人でも、1本1本が細いため薄く見えやすいとしています。花王も、太さ・かたさは髪の中身の量で決まる、くせは髪の中の細胞のかたよりで生じる、と別々に説明しています。そのため当ブログでは、細くてやわらかい髪にくせがあることもある、と考えています。

見るところは別々。同じ大きさの3枚のカードを並べた図。「1本の太さ・かたさ」は「軟毛」か「硬毛」か、「毛量(髪の本数)」は「多い」か「少ない」か、「くせ」は「ある」か「ない」か

量やくせで広がるときの原因の見分け方は髪が広がる原因を、いつ・どこが広がるかで見分ける記事に、美容室での頼み方は広がっておろせないときに、量とくせで頼むことを分けた記事にまとめています。

ノン
「毛量が多いなら、硬毛ってことでしょ?」
ミズノ
「SALONIA のコラムだと、量が多くても1本1本は細い人もいるんだって。量と太さは別に見るんだよね」

軟毛と硬毛はどっちがいい?向いている髪型が違う

どちらがいい・悪いというより、向いている髪型が違います。ボリュームを出したいか、落ち着かせたいかで、扱いやすいほうが入れ替わります。

ホーユーは細い髪をボリュームが出にくいとし、ミルボンは硬毛を、ボリュームのある髪型は比較的つくりやすい一方で落ち着いた髪型には向かない面もある、としています(2社の説明を並べたのは当ブログです)。

髪質は、どちらが上というより、髪型に合わせて扱うものです。

軟毛から硬毛になる方法は?ヘアケアで髪が太くなるわけではない

ホーユーは、ヘアケアやスタイリングで実際に髪が太くなるわけではない、と説明しています。

髪の太さは生まれつきの影響を受ける部分が大きい、というのがホーユーの説明です。そのうえでホーユーは、ドライヤーなどの熱を当てすぎない、タオルでこすらないなど、髪へのダメージを減らす手入れを挙げています。

太さは、変えるものというより、今の髪に合わせて扱うものと考えます。

この記事で見分けているのは、生まれつきの髪質です。前より髪が細くなった、と感じるような変化は、この見分け方では分かりません。

硬毛から軟毛になるには?変えるより、扱い方を合わせる

髪のかたさも、変えようとするより、扱い方を合わせるものと当ブログでは考えています。

花王は、髪のかたさも太さと同じく、髪の中身の量で決まると説明し、ホーユーは、太さは生まれつきの影響が大きいとしています。2つを合わせると、かたさも生まれつきの影響が大きいと考えられます(当ブログの読み方です)。

扱い方を合わせる例は、次の章の「硬毛(剛毛)なら」で紹介します。

ノン
「えー、ヘアケアやスタイリングじゃ、太くならないの?」
ミズノ
「ホーユーはそう説明してるんだよね。だから、今の髪に合わせるほうを見てみて」

軟毛か硬毛か分かったら?商品の「誰向け」の表示を読む手がかりに

髪質が分かると、シャンプーやヘアオイル、ワックスを選ぶときに、「誰向け」の表示を読む手がかりの1つになります。向く髪質を「細くてやわらかい髪に」「太くてかたい髪に」のように書き分けている商品があるからです。当ブログのヘアオイルがベタつくときの記事でも、細くてやわらかい髪向けと太くてかたい髪向けの2タイプに分かれたヘアオイルを紹介しています。

ワックスとヘアオイルを合わせるときの、細い髪・太い髪それぞれの量の考え方は、ヘアオイルとワックスを混ぜるときの記事にまとめています。

「誰向け」の書き方の例。札の形のカード2枚を並べた図。左の札は「細くてやわらかい髪に」、右の札は「太くてかたい髪に」。下に「髪質は、表示を読む手がかりの1つ」

ただし、髪質だけで選ぶものが決まるわけではありません。困っていることや、欲しい仕上がりも一緒に見ます。

軟毛なら、シャンプーは「軟毛・細毛向け」などの表示を手がかりに

細くてやわらかい髪なら、シャンプーやトリートメントの「軟毛・細毛向け」「細い髪に」のような表示が、選ぶときの手がかりになります。表示のほかに何を見て選ぶかは、仕上がりの重さの見方も含めて、下の記事にまとめています。

硬毛(剛毛)なら、オイルやワックスはなじませ方から見直す

太くてかたい髪で、まとまりにくさが気になるなら、ヘアオイルやワックスの量を増やす前に、なじませ方を見直すのが手がかりになります。髪がかたい・毛量が多い人がヘアオイルでつまずきやすいところは、広がりが気になる髪向けに、ヘアオイルの量とつけ方をまとめた記事にまとめています。


まとめ:軟毛と硬毛は、乾いた髪を指に巻いて戻るかで見分ける

軟毛と硬毛は、乾いた髪を1本指に巻いて離し、すぐ戻れば硬毛に、形が残れば軟毛に近いと見ます。太さに何mmという明確な基準はなく(ホーユー)、毛量やくせとも別の話です。どちらが上ということはなく、ホーユーの説明では、ヘアケアやスタイリングで実際に髪が太くなるわけではないので、変えるより髪質に合わせて選びます。

細くてやわらかい髪に近いと分かった人は、軟毛向けのシャンプーの選び方をまとめた記事もあります。

本文中の各社の説明は、2026年10月13日に各社のページで確認した内容です。

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