ドライヤーで乾かしたのに、髪が広がる。メーカーの説明を読み比べると、食い違いがありました。髪を触ってひやっとしたら、ウテナ(くせ毛LABO by プロカリテ)は「ベスト」、花王は「まだ水分が残っているサイン」としています。
花王は、髪は乾くときに内部の水素結合が安定して形が決まる、と説明しています。広がる原因には湿気やくせなどもありますが、この記事では乾かし方だけを扱います。
広がる原因のほうを知りたい場合は、髪が広がる原因を、いつ・どこが広がるかから見分ける記事にまとめています。
先に結論です。根元から乾かし始め、最後は冷風で終える骨組みは、調べた4社で同じでした。分かれるのは止めどき・乾いたかの見分け方・距離の3つです。4社の説明を並べて、自分の髪でどちらから試すかを決められるようにします。
この記事は実際に製品を使って試した記録ではありません。公開されている情報を読んで整理したものです。
- 調べた4社で共通していた手順(根元から乾かし始め、冷風で終える)
- 止めどき・乾いたかの見分け方・距離が4社でどう違うか、自分の髪での決め方
- くせ毛・毛量が多い髪の乾かし方と、NGな乾かし方
ドライヤーの基本の乾かし方は、始めと終わりが4社で共通
乾かす前に、タオルで水気を取っておきます(テスコムとツインバードは、こすらずに挟んで取るよう書いています)。そのうえで4社の基本の手順を並べると、次の3つが出てきます。
- ①根元から乾かす
- ②風は上から、根元から毛先の向きに当てる
- ③最後は冷風で終える

①と③は4社とも同じでした。②は花王・テスコム・ウテナが基本の手順に書いており(テスコムは上や横、後ろから、としています)、ツインバードは髪質・髪型ごとに書き分けています。冷風の理由は社ごとに違い、花王は髪の温度を室温と同じにするため、テスコムはクセを固定してスタイルを保ちやすくするため、としています。


ドライヤーの止めどきと距離は、4社で説明が違う
4社とも乾かしすぎには注意していますが(言い方と理由は社ごとに違います)、温風を止める位置、乾いたかの見分け方、距離は分かれます。
| ウテナ | 花王 | ツインバード | テスコム | |
|---|---|---|---|---|
| 温風をどこまで当てるか | 80%くらい乾いたら、湿り気が少し残っていても止める | 割合の数字はなし。手ざわりがさらさらになったら乾いた目安。乾かしすぎへの注意は別ページに | 8〜9割ほど乾かして終える。毛先まで完全に乾かすのはオーバードライ | 8割ほど乾いたら弱い温風(セットモード)に切り替えて整える。最後の乾き具合は記載なし。乾いた髪には温風をなるべく当てない |
| 乾いたかの見分け方 | ひやっとする手ざわりが止めどき | 少し冷たいのは、まだ水分が残っている印 | 記載なし | 冷風に切り替えると見分けやすい |
| ドライヤーと髪の距離 | 20cmくらい | 記載なし | 10cm以上。低温の商品には5cmまで近づけるようすすめるものもあるので、取扱説明書を確認 | 10〜15cm程度 |
※ Googleで「ドライヤー 髪 広がる 乾かし方」を2026年9月27日に日本国内から検索し、1ページ目に出てきたメーカー4社のページです(花王の乾かしすぎの記述だけは、同じサイトの別ページから)。並びは社名の50音順で、順位や優劣ではありません。「記載なし」は表に挙げたページについての話で、その会社がどこにも書いていないという意味ではありません。
※ 各社のページ:ウテナ/花王(乾かし方)/花王(髪が形づくしくみ)/ツインバード/テスコム(いずれも2026年9月28日確認)
温風はどこで止めるか ─ 同じ「8割」でも意味が違う
3社が8割前後の数字を出していますが、テスコムの8割だけは止める目安ではありません。
- テスコム:強い温風から弱い温風(セットモード)に切り替える目安。最後にどこまで乾かすかは、このページには書かれていません
- ツインバード:ドライヤーを終える目安。毛先まで完全に乾かすのはオーバードライ、としています
- ウテナ:湿り気が少し残っていても止める目安。完全に乾かすと髪の内部の空気がふくらみ、広がりの原因になる、としています
花王は割合を書かず、さらさらになったら乾いた目安としたうえで、別のページに「毛髪を乾かしすぎると、乾燥後に湿気を吸収し、逆にスタイルが崩れやすくなることがあります。」と書いています。
「ひやっと」は止めどきか、まだ湿っているサインか
ウテナは「髪を触ってみてひやっとするくらいがベスト。」と書き、ここを止めどきにしています。花王は「少し冷たく感じるのもまだ水分が残っているサイン。」と書き、まだ乾いていない印として扱っています。同じ感触を、2社は逆に読んでいます。
テスコムは冷風に切り替えると見分けやすいとし、ツインバードのこのページには見分け方の記載がありません。



ドライヤーと髪の距離は、手元の取扱説明書を先に見る
距離の目安は上の表のとおり社ごとに違い、花王の2ページには記載がありません。ツインバードは、低温の商品には5cmまで近づけるようすすめるものもあるとして、取扱説明書の確認をすすめています。説明書に書かれていなければ、3社の数字のあいだ(10〜20cm)が見当になります。
8割で止めるか、さらさらまで乾かすかの決め方
ここからは当ブログの整理です。各社がそう説明しているわけではありません。
止める線は、ひやっとするところで止めるウテナのほうが、さらさらを目安にする花王より手前にあります。
- 乾かし終えた直後からふくらむ:止める線を手前にずらす余地があります。まず花王の線(さらさらで止め、その先は温風を当てない)、それでもふくらむならウテナの線
- 湿り気を残して終えていて、朝までにうねりが出る:花王の線まで乾かす余地があります
- どちらか分からない:今のやり方と反対側を、数日同じ条件で試して比べます
変えるのは一度に1つです(止めどきと距離を同時に変えない)。どちらかの会社が間違っている、という話ではありません。
くせ毛・毛量が多い髪の乾かし方
くせ毛の場合
ツインバードは、くせ毛が気になる人には洗ったらすぐ乾かすことを特にすすめ、くせが気になるところにブラシを当てて、軽く引っ張りながら風を当てる、と説明しています。
ウテナのページはくせ毛の人向けで、髪の表面や根元が少し湿る程度まで乾いたら手ぐし、ある程度乾いたらブラシでとかしながら当てる順番です。止めどきは上の章のとおりです。
毛量が多い・髪が長い場合
花王は、耳の前で左右と後ろに大まかに分け、量が多い人はさらに上下に分けて、下側から乾かし始めるやり方を紹介しています。ツインバードは、毛量が多い人には髪を下へ引っ張りながら、温風を上から下へ当てるよう書いています。


ドライヤーの乾かし方でNGなこと
調べた4社のページから、5つにまとめます(かっこ内は書いている会社)。
- 同じところに温風を当て続ける(テスコム・ツインバード・ウテナ):テスコムは、温度が上がりすぎて髪が傷む可能性があるとしています
- 下から風を当てる(ウテナ):キューティクルがささくれのようになり、ダメージの原因になるとしています
- 近づけすぎる(テスコム・ツインバード):熱で傷めるおそれがあるとしています。何cmかは上の表のとおりです
- 乾いたところに温風を当て続ける(テスコム・花王):花王は、さらさらになったら乾いた目安とする説明とは別に、乾かしすぎへの注意を書いています
- 濡れたまま置いておく(ツインバード):髪の形は乾くときに決まる(花王)ので、置くと整えないまま乾いていきます
これらを直しても広がるなら、乾かし方の外側を見ます。
乾かし方を整えても広がるときに見直すところ
乾かし方で動かせるのは、順番・風の向き・距離・止めどき・冷風といった、乾かす工程の中までです。それでも広がるなら、その外側、たとえば乾かす前に何をどれだけつけているか(洗い流さないトリートメントやヘアオイルなど)を見直します。

オイルかミルクかで迷っているなら、ヘアオイルとヘアミルクの違いと選び方を整理した記事もあります。
まとめ:始めと終わりは4社共通、止めどきは自分の髪で決める
根元から乾かし始めて最後は冷風で終える点は、調べた4社で共通していました。分かれるのは止めどき・乾いたかの見分け方・距離の3つです。距離はツインバードが書くとおり取扱説明書を先に見て、止めどきは自分の髪で、一度に1つずつ変えて決めます。
この記事は実際に製品を使って試した記録ではありません。各社の記述は、各社のページを2026年9月28日に確認したものです。本文中の「4社」は、ウテナ(くせ毛LABO by プロカリテ)・花王・ツインバード・テスコムのページを指します。表の「記載なし」も、これらのページについての話です。
この記事に掲載しているイラスト・図解4点(アイキャッチを含む)と、会話に登場するノン・ミズノのアイコン2点は、すべてAIで生成した画像です。 実在の商品・パッケージ・人物を撮影したものではありません。


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