くせ毛のスタイリングは?活かすか抑えるかでスタイリング剤を選ぶ

くせ毛のスタイリングは? 活かす:形をつくるもの/抑える:まとまりを出すもの ヘアケア

くせ毛のスタイリングって、何をどうすればいいんだろう。
くせを活かしたいときと、広がりを抑えたいときで、合うスタイリング剤も違いそうで迷うよね。

実は、くせ毛のスタイリングは、くせを活かすか抑えるかを先に決めると、スタイリング剤もやり方も選びやすくなります。

くせの動きを見せたいのか、広がりをまとめたいのかで、合うスタイリング剤の種類も乾かし方も変わります。

この記事では、うるおい研究室が、活かすか抑えるかの決め方と、それぞれに合うスタイリング剤の種類をまとめました。
ドライヤーを使った活かすやり方と抑えるやり方、パリパリやベタつき、湿気や汗で崩れるときの見直し方も取り上げます。
ストレートにできるかにも答え、くせ毛に合うヘアオイルの選び方とつけ方の記事も紹介します。

読み終えるころには、なりたい形に合うスタイリング剤とやり方を選べて、くせのある髪も、今よりきれいに見せられるはずです。


くせ毛の​スタイリングは?

くせ毛のスタイリングは、くせを活かすか、抑えるかを先に決めます。
どちらにするかで、合うスタイリング剤も乾かし方も変わります。

活かすのは、くせの動きや形を見せるスタイリング。
抑えるのは、広がりやうねりをまとめて、落ち着いた形に見せるスタイリングです。
濡らしてから形をつくるか、乾かす前につけて根元から整えるかで、手順も分かれます。

決めたら、自分のくせのタイプも見て、スタイリング剤を選びます。
それぞれの流れを並べると、次の図のようになります。

活かす?抑える?それぞれの流れ。同じ大きさのカード2枚を横に並べた図。左のカード「活かす」は、なりたい形「くせの動きを見せる」、つけるもの「ジェル・ムースなど」、乾かし方「濡らして、弱い風で触りすぎずに」。右のカード「抑える」は、なりたい形「広がりをまとめる」、つけるもの「ミルク・オイル・クリームなど」、乾かし方「乾かす前につけて、根元から」。乾かし方の見出しの横には、左右とも同じドライヤーの小さな印。下の枠に「どちらも、乾かすのはドライヤー。最後は冷風」

活かすと抑える、​どっち?

どちらが向いているかは、なりたい形で決めます。

くせの動きやふんわりした形、毛束の感じを見せたいなら、活かすほう。
広がりやうねりをまとめて、落ち着いた形にしたいなら、抑えるほうです。
くせを活かすと、スタイリングの幅が広がる、という説明もあります。

この記事でいう「抑える」は、スタイリング剤とドライヤーで、広がりやうねりをまとめて見せることです。
くせそのものがまっすぐになるわけではありません(このあとの「ストレートにするスタイリング剤は?」)。

どちらか一方に決めなくても、その日の予定や、なりたい形で変えてかまいません。
くせのタイプによって、形のつくり方も変わります(次の小見出し)。

自分のくせの​タイプは?

この記事では、くせのタイプを、ゆるいうねりと強いカールの2つに分けて考えます。

見分けるときは、髪を濡らしたときや、ふだんどおりドライヤーで乾かしたあとのくせの出方で見当をつけます。
ゆるく波打つならゆるいうねり、くるくると細かく巻くなら強いカールです。

活かすなら、ゆるいうねりはムースなどでふんわりと、強いカールはジェルなどで形をくっきり見せる、という説明もあります。
ただ、抑えるときのスタイリング剤の重さは、くせの強さより先に髪の太さで見ます(次の大見出し)。

どちらのタイプでも、活かすか抑えるかは、なりたい形で選びます。

くせ毛の​スタイリング剤は?

くせ毛に合うスタイリング剤は、活かすか抑えるかで選びます。
活かすならジェルやムースなどの形をつくるもの、抑えるならミルクやオイル、クリームなどのまとまりを出すものが中心です。

スタイリング剤は、種類によって働きが違います。
ただ、バームやオイル、クリームは活かすときにも使われます(このあとの「バームやオイルはどっちにも使える?」)。

商品の名前より先に、まずは種類で選びましょう。

活かすなら?

くせを活かすなら、ジェルやムースなどの形をつくるものが中心です。
濡れた髪につけて、乾いていくあいだに、くせの形を残します。

ジェルは、乾くとかたい膜になるもの。
かための仕上がりで形が崩れにくいものが多く、濡れたような仕上がりにも向きます。
ムースのような泡のものは、髪に薄く広げやすく、ウェーブを整えるのに向くものもあります。

くっきりした毛束やウェーブにしたいならジェル、ふんわり見せたいならムースを選びます。

ワックスは、乾かしたあとの髪を毛束にまとめて、動きや形をつくるものです。
かためのワックスが重く感じるときは、やわらかいものにする方法もあります。

抑えるなら?

くせを抑えるなら、ミルクやオイル、クリームなどのまとまりを出すものが中心です。
乾かす前につけて、ドライヤーで乾かしながらなじませます(このあとの「くせ毛を抑えるやり方は?」)。

オイルは、髪の表面をおおって、まとまって見えるように整え、ツヤも足せるとされます。
ミルクやクリームも、髪をなめらかにして、まとまりやすくする、と説明されています。
クリームは、ミルクよりこってりしたもの。

オイルかミルクかは、くせ毛かどうかでは決まりません。
仕上がりの重さで選びます。
ツヤを出してまとまって見せたいならオイル寄り、軽くふんわり仕上げたいならミルク寄りです。

どれくらいの重さにするかは、くせの強さより先に、髪の太さで見ます。
太くて硬い髪なら重め寄り、細くてやわらかい髪なら軽めが目安です。

どれも、くせそのものをまっすぐにするものではありません。

バームやオイルは​どっちにも使える?

バームやオイル、クリームは、活かすときにも抑えるときにも使われます。
迷ったら、つける順に考えると、重ね方を決めやすくなります。
下地(先につけるもの)、形をつくるもの・まとまりを出すもの、仕上げの順です。

重ねるなら、下地から順に。同じ大きさの箱3つを、上から下へ矢印でつないだ図。上の箱は「下地」で「ミスト」。まんなかの箱は「形をつくる・まとめる」で、「活かす」の札に「ジェル・ムース」、「抑える」の札に「ミルク・オイル・クリーム」。下の箱は「仕上げ」で「乾いてから、スプレーやツヤを足すオイルを少し」。下の枠に「バーム・オイル・クリームは、活かすときにも抑えるときにも使われる」

バームは、まとまりと毛束の感じの中間のもの、という説明があります。
活かすときに、オイルをジェルやムースと組み合わせて使うこともあります。

下地は、スタイリングの前に使って、髪を整えやすくするものです。
形がほぼ整ったあとは、崩さないように、濡れにくく乾きやすいものを使います。

重ねるときの順番は、次のとおりです。
手元の表示に順番が書かれていれば、どれも表示どおりにします。

  • 下地:水気をとったあと、ミストを使うなら、先につけます。ミストとオイルなら、ミストが先、オイルはあとです
  • ミルクとオイル:両方使うなら、ミルクが先、オイルはあとです
  • オイルとワックス:重ねるなら、オイルが先、ワックスはあとです
  • 仕上げのスプレー:乾いた髪に、仕上がりの間際に使います
  • クリームやバームを、ほかのものと重ねる順番:手元の表示を見ます

重ねるほど、髪につく量が増えて重くなりやすいもの。
片方で足りることも多いので、重ねすぎないようにしましょう。

ノン
「ジェルって、つけたらパリパリに固まっちゃうんじゃないの?」
ミズノ
「乾くとかたくなるんだって。最初は量を控えめにしてみて」

くせ毛を​活かすやり方は?

くせを活かすなら、髪を濡らしてくせを出し、形をつくるものをもみこみます。
あとはドライヤーの弱い風で、触りすぎずに乾かしましょう。

髪は乾いていくときに形が決まるので、濡らしてから形をつくり、その形のまま乾かします。
最後は冷風で冷まして、形を残しやすくします。

濡らすとどうなる?

髪を濡らすと、くせが出やすくなり、乾いていくときにその形が決まります。
だから活かすときは、まず髪を濡らすところから。

髪は濡れると形が変わりやすいもの。
濡れているときのほうが、うねりが強く出るくせもある、という説明があります。

朝なら、全体を濡らすか、くせを出したいところを水やミストで湿らせます。
濡らしたら、こすらずにタオルで押さえて水気をとり、それからスタイリング剤をつけます。

スタイリング剤の​つけ方は?

スタイリング剤は、手のひらに広げてから、毛先から中間へつけます。
くせをつぶさないように、手で包んで握るようにもみこみましょう。
量は、手元の表示の少ないほうから始めます。

手のひらに広げてからつけると、最初にふれたところに集まりにくくなります。
量は、足りなければあとから足せますが、多すぎた分は減らせません。

つけるときは、次のところに気をつけます。

  • 下地を使うなら、先につけます(上の「バームやオイルはどっちにも使える?」の順番)
  • オイルは、根元を避けます
  • ジェルやムースを根元にもつけるかは、手元の表示どおりにします
  • くせを引っ張らないようにします

乾かすときは?

乾かすときは、ドライヤーの弱い風で、髪を触りすぎずに乾かします。
根元から乾かし始め、最後は冷風で冷まします。

強い風を直接当てたり、乾くまで何度も手ぐしを通したりすると、つくった形がくずれやすくなります。

ふだんの乾かし方では、風を上から、根元から毛先の向きに当てて、毛流れをそろえるのが基本です。
活かすときも風の向きは同じにして、くせの形をくずさないように、風を弱くし、髪を引っ張らないようにします。
ディフューザー(ドライヤーの吹き出し口につけて、風を広げてやわらかくする道具)があれば、使う方法もあります。

濡れている時間が長いほど形が変わりやすい状態が続き、湿気の影響も受け続けるので、乾くのを待たずにドライヤーで乾かします。
同じところに温風を当て続けないようにしましょう。

ノン
「乾かしながら、手でくしゅくしゅしたほうがくせが出るでしょ?」
ミズノ
「乾くまで触りすぎると、形がくずれやすいんだって」

くせ毛を​抑えるやり方は?

くせを抑えるなら、タオルで水気をとったあと、乾かす前にミルクやオイルなどを少なめにつけます。
つけたら、根元から乾かして毛流れをそろえます。
最後は冷風で冷まし、仕上げは冷めてから少しだけ。

髪の形は乾くときに決まるので、抑えるときも乾かし方で整えます。
ここでいう「抑える」は、広がりやうねりをまとめて、落ち着いた形に見せることです。

乾かす前に​何をつける?

乾かす前につけるのは、ミルクやオイルなど。
タオルで水気をとったあと、手元の表示の少ないほうから、毛先から中間へつけます。
根元は避けます。

根元につくと、ベタついたり、ぺたんと重く見えたりしやすいもの。

つけるときは、次のところに気をつけます。

  • 洗ったら、濡れたまま置かずに、すぐドライヤーで乾かします
  • ミルクとオイルを両方使うなら、ミルクが先、オイルはあとです
  • 毛量が多いなら、量を増やす前に、髪を分けて内側からつけます

乾かし方は?

根元から乾かし始め、風を根元から毛先の向きに当てながら、指で毛流れをそろえます。
全体が乾いたら、最後に冷風で冷まします。

根元を起こすように乾かすと、毛流れを整えやすいもの。
風を根元から毛先の向きに当てると、毛流れもそろいやすくなります。
毛先には、直接風を当てません。

乾かすときは、次のところに気をつけます。

  • 気になるところは、ブラシや指で、強く引っ張らずに毛流れをそろえます
  • 毛量が多いなら、髪を上下に分けて、下側の髪から乾かし始めます
  • 同じところに温風を当て続けません

仕上げは?

仕上げにつけるなら、乾いて冷めてから、毛先に少しだけにします。
乾いた髪に、乾かす前と同じ量を足すと重くなりやすいので、量は乾かす前より少なめに。

アイロンを使う日は、普通のヘアオイルはアイロンのあとにつけます。
アイロンの前に使うものとして案内されることが多いのは、アイロン用と書かれたものです。

どこまで乾かしてからアイロンを当てるかは、機種によって「よく乾かしておく」「湿り気が残る程度まで乾かす」など書き方が違うので、手元のアイロンの取扱説明書のとおりにします。
湿気の多い日は、仕上げに形をとめるものを使います(このあとの「湿気や汗で崩れるときは?」)。

乾かす前も仕上げも、ヘアオイルの重さは髪の太さに合わせ、量は少なめから。

乾かす前と仕上げにつけるヘアオイルを、髪の太さに合う重さで選ぶ方法と、つけるタイミング・量は、くせ毛・うねりのヘアオイルの記事にまとめています。

ストレートにする​スタイリング剤は?

スタイリング剤だけで、くせそのものがまっすぐになることはありません。
くせは家の手入れではのびず、のばすのは、美容室の縮毛矯正などの施術です。

くせは、髪の中のつくりから生じるとされます。
スタイリング剤は、髪の表面を整えて、まとまって見せたり形をつくったりするものです。

スタイリング剤でできるのは、その日の髪をまとめて見せるところまでです。
縮毛矯正などを予約する前に聞いておきたいことと、施術の名前ごとの違いは、美容室での相談のしかたを、量とくせに分けた記事で紹介しています。

ノン
「スタイリング剤でまっすぐにできたら、美容室いらなくない?」
ミズノ
「スタイリング剤だけだと、くせそのものはまっすぐにならないんだって」

うまくいかないときは?

スタイリングがうまくいかないときは、パリパリやベタつきなら量と種類を、湿気や汗で崩れるなら乾かし方と仕上げを見直します。

このとき、次のどれかが合っていないことがあります。

  • 仕上がりと、スタイリング剤の重さ
  • 使うものの種類(毛束の感じがほしいのに、まとまりを出すものだけを使っている、など)
  • 乾かし方

まずは量、次に種類、それでも崩れるなら乾かし方と仕上げの順に見直します。
困りごと別に並べると、次のようになります。

うまくいかないときに見直すところ。同じ大きさのカード3枚を縦に並べた図。小石の印の「パリパリ・ゴワゴワ」から右向きの矢印で「量を減らす」「やわらかいものに替える」。しずくの印の「ベタつく・ぺたんこ」から右向きの矢印で「量を減らす」「根元を避ける」。雲と雨の印の「湿気や汗で崩れる」から右向きの矢印で「しっかり乾かして、形をとめる」

パリパリになるときは?

パリパリ・ゴワゴワになるなら、次につけるときは、まず量を減らします。
それでもかたいなら、やわらかい仕上がりと書かれたものに替えます。

ジェルは、乾くとかたい膜になり、かための仕上がりになりやすいもの。
つける量が多いほど、そのぶん、かたく感じやすくなると考えられます。
パキパキしにくいムースもある、ハードなものはパリッとした質感になる、という説明もあります。

量は、手元の表示の少ないほうから始めます(「スタイリング剤のつけ方は?」)。

ベタつく・ぺたんこなら?

ベタつくなら量を、根元がぺたんこになるならつける場所を見直します。
それでも重いなら、軽めのものに替えます。

ベタつきや重さは、つけすぎのことが多いです。
根元につけると、ぺたんと重く見えやすくなります。

見直すときは、次のようにします。

  • 量は表示の少ないほうから、毛先から中間へつけ、前髪は最後に、手に残った分でなでます
  • 下地と仕上げを重ねすぎているなら、どちらか片方にします
  • つけすぎたら、上から足さずに、乾いたタオルで押さえます

オイルでベタついたときに、もう一度洗う前にできることと、軽めのオイルの選び方は、ヘアオイルがベタつくときの見直し方をまとめた記事にあります。

湿気や汗で​崩れるときは?

湿気で広がる・崩れるなら、まず根元や内側まで、しっかり乾かしてから、形をとめるもので仕上げます。
活かすならジェルなどで形をとめ、抑えるなら、湿気に強いと表示されたスプレーなどで仕上げます。

湿気を吸った髪は、同じようにはふくらまないので、くせが強く出やすいもの。
湿気が強い日は出かける前に少し足す方法や、雨の日はジェルにする方法もあります。

あわせて、次のことも覚えておきます。

  • 乾いたところに、温風を当て続けないようにします(乾かしすぎにも気をつけます)
  • 汗で崩れやすい日は、まとめ髪にする方法もあります

くせが湿気や傷みで強く出る理由は、くせ毛の原因の記事にまとめています。

ノン
「雨の日って、スタイリングしても意味なくない?」
ミズノ
「しっかり乾かしてから、形をとめるもので仕上げる方法があるんだって」

まとめ

くせ毛のスタイリングで、覚えておきたいのは次の5つです。

  • くせ毛のスタイリングは、先に活かすか抑えるかを、なりたい形で決めます。くせのタイプ(ゆるいうねりか、強いカールか)でも、形のつくり方が変わります
  • スタイリング剤は、活かすならジェルやムースなどの形をつくるもの、抑えるならミルクやオイル、クリームなどのまとまりを出すもの。重ねるなら下地から
  • 活かすなら、濡らしてから、手のひらに広げてもみこみ、ドライヤーの弱い風で、触りすぎずに乾かします
  • 抑えるなら、乾かす前に少なめにつけ、根元から乾かして毛流れをそろえ、冷めてから仕上げに少し。スタイリング剤だけでは、くせはまっすぐになりません
  • パリパリやベタつきは量と種類を見直し、湿気で崩れるならしっかり乾かして形をとめます。汗で崩れやすい日は、まとめ髪も選べます

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