最近、くせ毛が前より強くなった気がする。
生まれつきなのか、何か原因があるのか、気になるよね。
実は、くせ毛の原因は、もとからあるくせと、あとからそれを強くするものに分けて考えると、見当がつけやすくなります。
くせそのものは生まれつきのことが多い一方で、同じくせでも、湿気や傷みが重なると強く出ることがあるとされます。
この記事では、うるおい研究室が、くせ毛になるしくみと、くせが強くなる理由をまとめました。
ストレートだったのにくせが出てきた理由と、前髪や襟足だけうねる理由も取り上げています。
水分不足やストレスのせいなのか、まっすぐにできるのかにも答えます。
毎日のまとまりとツヤを足すヘアオイルの記事も紹介します。
読み終えるころには、自分のくせがどこから来ているのか見当がついて、くせとうまくつき合いながら、今よりきれいにまとまる髪を目指せるはずです。
くせ毛の原因は?
くせ毛は、生まれつきのことが多いと言われます。
曲がるもとは、生えてくる髪そのものにあります。
もとになる生まれつきのくせを先に知っておくと、あとからくせを強くするもの(次の大見出し)と分けて考えやすくなります。
くせ毛はなぜ曲がる?
くせ毛が曲がるのは、髪の中の細胞の並び方にかたよりがあるためで、かたよりが大きいほどくせも強くなると説明されています。
毛根の形が関わる、という説明もあります。
とても強いくせ毛では、毛根そのものが曲がっていることもあるとされます。
ただ、毛根の形だけで決まるわけではありません。
毛根がまっすぐでも、髪の中にかたよりがあれば髪は曲がる、とも説明されています。
「くせ毛の原因は毛穴の形?」と気になるのは、この毛根の形のこと。
毛穴の詰まりが原因という説は別の話で、このあとの「ストレスや毛穴の詰まりは?」で取り上げます。
くせ毛は親から受けつぐ?
くせ毛は、親から受けつぐと言われることがあります。
家族にくせ毛の人がいると、くせ毛になりやすい、という言い方です。
ただ、遺伝することがはっきり確かめられたわけではなく、経験からそう言われている、という説明もあります。
くせ毛の種類は?
くせ毛の形は、大きく4つに分けて説明されることが多いです。
- うねる:ゆるく波打つ
- ねじれる:ねじれながら曲がる
- ちぢれる:細かく強く曲がる
- 太さがでこぼこ:1本の中で太さが変わる
日本人のくせ毛でいちばん多いと言われるのは、うねるタイプです。
自分のくせがどの形か分からなくても、原因の考え方は同じです。
どの形でも、くせがどれくらい強く出るかは、あとからの湿気や傷みでも変わります(次の大見出し)。

くせ毛が強くなるのはなぜ?
生まれつきのくせは、湿気や傷みが重なると強く出ます。
雨の日や夏はその日の湿気で、カラーや熱、こすれが重なると傷みで、くせが目立ちやすくなります。
湿気と傷みでは、くせが強く出ている期間が違うこともあります。
湿気は天気しだいなので、日によって変わるもの。
傷みで強く出ているくせは、傷んだ髪を切るまで続くこともあります。
くせが強くなったと感じたら、もとのくせに、湿気と傷みのどちらが重なっているかを見てみましょう。
雨の日や夏にうねるのは?
雨の日や夏のうねりは、髪が湿気を吸うことで起きます。
空気が湿っているほど、髪の中の水分は多くなります。
ところが髪の中には、水分を含みやすいところとそうでないところがあり、全体が同じようにはふくらみません。
夏や梅雨は湿度が高く、くせが強く出やすい季節。
同じ湿気でも、傷んだ髪のほうが水分を多く含み、出入りもしやすくなります。
また、髪の形は乾くときに決まるので、乾かし方も関わります。
湿気そのものは変えられません。
でも、くせを強く見せる傷みと乾かし方なら、見直せます(このあとの「毎日の手入れは?」)。
カラーや熱で強くなる?
カラーや熱、こすれで髪が傷むと、くせが強く出やすくなります。
髪を傷める主なきっかけは、熱・こすれ・カラー(パーマやブリーチを含みます)・紫外線の4つです。
くせのある髪にカラーをすると、髪の中のかたよりが大きくなってくせが強まる傾向がある、とも説明されています。
カラーやパーマ、ヘアアイロンの回数が増えてから、くせが強くなったと感じていませんか?
それなら、傷みが重なっていることが考えられます。
傷んだ髪は元には戻らないので、まずはこれ以上傷めないことです(このあとの「毎日の手入れは?」)。
湿気で強く出たくせを、スタイリングで活かすか抑えるかは、くせ毛のスタイリングの記事にまとめています。


急にくせ毛になったのは?
あとから出るくせもあります。
ストレートだったのにくせ毛になったと感じるなら、考えられることは2つ。
あとからくせが出てきたか、もとからあった小さなくせが、傷みで強く出てきたかです。
髪の中に、まっすぐな毛とくせのある毛がまじっている人も多いと言われます。
目立たなかった小さなくせが、傷みが重なって目立ってくることも。
いつごろから、どんなときにくせが強いかを思い出すと、どちらに近いか見当がつけやすくなります(このあとの「自分のくせはどれ?」)。
思春期など、体が変わる時期は?
子どものころはまっすぐでも、思春期など、体が変わる時期に、くせが出てくることがあると言われます。
「前はまっすぐだったのに」と感じるなら、いつごろからくせが出てきたかを思い出してみます。
思春期のころからなら、あとから出てきたくせかもしれません。
自分のくせはどれ?
自分のくせがどれに当たるかは、いつからあるかと、いつ強く出るかで見当がつきます。

見分けの目安は、次の4つです。
- 子どものころから → 生まれつきのくせ
- 雨や夏に強い → 湿気で強く出ている
- カラーやアイロンが増えてから → 傷みで強く出ている
- 思春期から → あとから出てきたくせ
いくつか重なっていることもあります。
これは見当をつけるための目安で、原因を決めるものではありません。
前髪や襟足など、一部だけうねるときは、次の大見出しを見てください。
前髪や襟足だけうねるのは?
前髪や襟足など、一部だけうねるときは、その場所ならではの理由が重なっているのかもしれません。
前髪なら生えぐせや顔まわりの汗・湿気、襟足なら乾かし残しが関わることがあります。
前髪や生え際は、髪が生える向きのくせ(生えぐせ)が出やすく、顔まわりの汗や皮脂、湿気でも形がくずれやすい、と言われます。
襟足は、後頭部と同じく、乾かし残しやすい場所です。
髪は乾くときに形が決まるので、湿ったまま置くと、その形のまま乾いてうねりが残ることがあります。
また、場所によってくせのある毛が多いところがある、という説明もあります。
前髪も襟足も、濡れたまま置かずに、乾かし方の基本どおり根元から乾かしましょう。
生えぐせとくせ毛の違いは?
生えぐせは、髪が生える向きや、根元の立ち上がり方のくせのことです。
くせ毛は、髪そのものが曲がったり、ねじれたりしていることを言います。
生えぐせは持って生まれたもので、完全には変えられないと言われます。
くせ毛のほうは、上で見た髪の中のかたよりや毛根の形から説明されます。
朝だけ一部がうねるなら、寝ぐせかもしれません。
乾ききらないまま寝たり、寝ているあいだの汗で形が変わったりしてつくもの。
根元から濡らして乾かし直すと、整えやすくなります。
どれに当たるか分からなくても、根元から乾かすことは同じです。


水分不足やストレスが原因?
水分不足やストレスは、くせ毛の原因としてよく聞きますが、そうとまでは言い切れません。
くせ毛のしくみとしてよく説明されるのは、上で見た髪の中のかたよりと毛根の形です。
よく聞く説は、言えることと、言い切れないことを分けて見ます。

水分不足が原因?
くせ毛は水分不足が原因、とまでは言えません。
水分が足りないというより、髪の中で水分の含み方がそろわないことで、うねりが出ると説明されることが多いです。
上で見たように、同じ湿気でも、傷んだ髪のほうが水分を多く含みます。
パサついて見えることと、水分が足りないことは、同じとは限りません。
ストレスや毛穴の詰まりは?
くせ毛との関係は、はっきりしません。
ストレスや生活習慣の乱れ、毛穴の詰まりが関わる、と言われることもあります。
ただ、それでくせ毛になる、とまでは言い切れません。
関係がない、と言い切れるわけでもありません。
食事でたんぱく質が足りないから、という説も同じです。
頭皮の手入れや生活の見直しで、くせそのものがまっすぐになる、という話でもありません。


くせ毛は直毛にできる?
家でのヘアケアで、くせそのものがまっすぐになることはありません。
くせをのばしたいときと、毎日の手入れは、分けて考えます。
くせをのばしたいなら?
くせそのものは、家の手入れではのびません。
のばすのは、美容室の縮毛矯正などの施術です。
厚生労働省の基準でも、くせ毛をのばして保つのは、縮毛矯正などに使う薬(パーマ液のなかま)の働きとされています。
のばせるのは施術した部分で、根元から新しく伸びてくる髪は、もとのくせのまま生えてくると言われます。
のばすかどうかは、根元が伸びてきたときのことも考えて決めます。
施術の名前の違いと、予約の前に聞いておくことは、髪が広がっておろせないときに、美容室で頼むことをまとめた記事で確かめてみてください。


毎日の手入れは?
家でできるのは、くせを強く見せる傷みを増やさないことと、濡れたまま置かずに乾かすこと、まとまりとツヤを足すことです。
傷みが重なるとくせが強く出やすく、髪の形は乾くときに決まるので、毎日の手入れは次の3つを基本にします。
- 洗う・拭く:髪どうしをこすり合わせずに洗い、タオルは押さえて水気をとる
- 乾かす:濡れたまま置かずに、根元から乾かす。同じところに熱を当て続けない
- まとまりとツヤ:乾かす前に、ヘアオイルなどを毛先から中間へ少しつけて、そのあと根元まで乾かす
どれも、くせそのものを変えるものではありません。
くせ毛やうねりのある髪に、まとまりとツヤを足すヘアオイルの選び方とつけ方は、くせ毛・うねりのヘアオイルの記事にまとめています。
まとめ
くせ毛の原因と毎日の手入れで、覚えておきたいのは次の6つです。
- くせ毛のもとは、生まれつきのことが多いと言われます。髪の中のかたよりや毛根の形で曲がると説明されています
- 生まれつきのくせは、雨の日や夏の湿気、カラーや熱、こすれの傷みが重なると強く出ます
- ストレートだったのに出てきたくせは、思春期など体が変わる時期に出てきたか、もとの小さなくせに傷みが重なったことが考えられます
- 前髪や襟足だけうねるなら、前髪は生えぐせ、襟足は乾かし残しも見ます
- 水分不足やストレスは、くせ毛の原因とまでは言い切れません
- くせそのものはヘアケアではまっすぐになりません。家では濡れたまま置かずに乾かして、まとまりとツヤを足します


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