シャンプーのたびに髪が絡まって、指が通らない。やさしく洗っているつもりなのに、なんでだろうって思うよね。
実は、髪の絡まりは、いつ絡まるかを見ると、どこを見直せばいいかの見当がつきます。洗っているときにできた絡まりは乾いたあとまで残る、と花王が説明しているからです。絡まる場面ごとに見直すところを分けたのは、当ブログの整理です。
この記事では、ホーユーや花王などメーカーの説明をもとに、髪が絡まる原因と、いつ絡まるかでの見分け方、ほどき方、対策をまとめました。最後に、細くてやわらかい髪向けのシャンプーの選び方をまとめた記事も紹介します。
読み終えるころには、自分の髪がなぜ絡まるのか見当がつき、次のシャンプーから何を変えるか、自分で決められるようになります。
髪が絡まる主な原因は、傷み・乾燥・こすれ。髪質も関わる
髪が絡まる主な原因は、髪の表面の傷み、乾燥、こすれの3つで、髪質も関わります。いくつか重なることもあります。

ホーユーとデミが挙げる原因を、当ブログで4つにまとめました。花王は、洗い方や乾かし方にも原因があるとしています。
傷み:髪の表面が傷んでいると絡まりやすい
髪の表面が傷んでいると、絡まりやすくなります。花王は洗い方の解説でそう書き、ホーユーは、カラーやパーマ、熱、紫外線などで表面が傷むと、こすれが起きやすくなるとしています。デミは、ブリーチやヘアアイロンも傷みのきっかけに挙げています。
乾燥:パサつくとすべりが悪くなり、静電気も起きやすい
髪が乾燥してパサつくと、表面のすべりが悪くなり、髪どうしが引っかかりやすくなる、とホーユーは説明しています。デミは、乾燥すると静電気が起きやすくなり、髪がくっついて絡まる原因になるとしています。冬に絡まりが増えた気がするなら、この線から見ます(当ブログの読み方)。
傷みや乾燥で髪がどう変わるかは、髪が広がる原因を、メーカーの説明で整理した記事にあります。
こすれ:濡れた髪・タオル・枕・とかし方
ホーユーは、タオルや枕とのこすれ、根元から一気にとかすことを原因に挙げ、濡れた髪は特にこすれの影響を受けやすいとしています。デミも、濡れたままだと髪どうしがこすれ合うと説明しています。濡れている時間と、こする回数を減らすのが対策の中心です。
髪質:細い髪は絡まりやすい?メーカーの説明は「傾向」
細い髪の絡まりやすさは、ホーユーとデミが「傾向」として説明しています。ホーユーの説明では、細い髪はハリ・コシが弱く、絡まりがほどけにくい傾向があるそうです。デミも、細くてやわらかい髪は、かたくてハリのある髪より絡まりやすい傾向があるとしています。髪質だけで決まるわけではなく、太い髪でも絡まりに困ることはあります。
くせ毛は絡まる原因?メーカーの説明は分かれている
くせ毛が絡まる原因になるかは、ホーユーとデミで説明が分かれますが、話しているくせの強さが違います。ホーユーはくせの強さを分けずに、うねりで髪どうしが交差しやすいとし、デミは、湿気で少しカールする程度なら原因にならないとしています(強いくせには触れていません)。海外には、212人を美容師が1週間調べ、まっすぐな髪の人のほうがくせ毛の人より絡まりが2倍近く多かったという研究もあります(2007年・英語のニュースサイト Live Science)。くせ毛かどうかより、次の章の「いつ絡まるか」で見ます。


髪が絡まりやすいのはいつ?タイミングで原因を見分ける
自分の髪がなぜ絡まるのかは、いつ絡まるかで見当がつきます。洗うときにできた絡まりは乾いたあとまで残る(花王)ので、気づいた場面と、できた場面が同じとは限らないからです。
当ブログが、各社の説明をもとに整理したものです。推測を含み、原因を特定するものではありません。
| いつ絡まるか | 考えられる原因 | 見直すところ |
|---|---|---|
| シャンプー・すすぎの最中 | 水の中で髪どうしが強くくっつき、手ではほどききれない絡まりができる(花王) | 洗い方 |
| 乾かしている途中・乾かしたあと | 洗うときにできた絡まりが、ほどけないまま乾いて残る(花王) | 洗い方/拭き方と乾かす前 |
| 朝起きたとき | 乾かし残しや寝ているあいだの汗で、濡れた部分の形が変わる(花王の寝ぐせの説明。絡まりに当てはめるのは当ブログの読み方)/枕とのこすれ(デミ・ホーユー) | 乾かし方/寝るとき |
| いつも同じ毛先 | 毛先の傷み(花王の説明を毛先に当てはめた、当ブログの読み方)/絡まりが毛先に集まりやすい(ホーユー) | ほどき方/傷みのきっかけ |
| 最近急に(カラー・パーマ・縮毛矯正のあと/寒い季節) | 傷み(ホーユー・デミ)/乾燥と静電気(デミ)。縮毛矯正と季節に当てはめるのは当ブログの読み方 | 傷みと乾燥 |

シャンプーで髪が絡まるのはなぜ?洗うときの絡まりは乾いても残る
花王の研究開発のページによると、水の中では髪どうしが強くくっつきやすく、洗っているあいだに手ではほどききれない絡まりができて、乾いたあとまで残ります。
研究を紹介した花王の記事によると、美容師は絡まりをほぐすように洗うけれど、やさしい「なで洗い」では絡まりが残り、乾かした髪をかき分けると数多く見つかるそうです。シャンプーのたびに絡まるなら、まず洗い方を見直します。
ドライヤーのあと・朝に絡まるなら、乾かす前と寝ている間を見る
乾かしたあとに絡まっているなら、洗うときにできた絡まりが、ほどけないまま乾いたのかもしれません。朝なら、乾かし残しと、寝ているあいだのこすれが考えられます。花王は寝ぐせの解説で、乾かし残しや寝汗で濡れた部分の形が変わり、そのまま保たれるとしています(絡まりへの当てはめは当ブログの読み方)。ドライヤーのせいと決める前に、洗い方と拭き方を見ます(当ブログの提案)。
毛先ばかり絡まる・最近急に絡まるときは、傷みを振り返る
いつも同じ毛先が絡まるなら、毛先の傷みが考えられます。ホーユーは、絡まりは毛先に集まりやすいとしています。最近急に絡まるなら、カラーやパーマ、縮毛矯正のあとか、乾燥する季節かを振り返ります。縮毛矯正のあとも、くせより傷みの線から見ます(薬と熱を使うため。当ブログの読み方)。


髪が絡まったときの対処法は、毛先から少しずつほどく
絡まったら、無理に引っ張らずに、毛先のほうから少しずつほどきます。ホーユーは、場所と大きさを確かめる、ミストやオイルですべりをよくする、毛先から少しずつほどく、という順番を案内しています。デミも、毛先のほうから少しずつ、としています。

ハーバード大学の研究チームも、からんだ2本の糸で計算し、毛先の近くから短くとかし始めて、少しずつ根元のほうへ進めると絡まりがとれる、と報告しています(2022年)。
水で濡らしてほどいていい?デミは水よりミストをすすめる
水で濡らしてほどくと、逆効果になることもある、とデミは説明しています。水をつけるとうねりが増すこともあるので、ヘアミストを吹きかけてからほぐす方法をすすめています。濡らすなら、水ではなくミストを使います。
どうしてもほどけないときは、最小限だけ切る
ほどけないときの最後の手段として、ホーユーは、最小限だけ切ることを挙げています。引っ張り続けると、まわりの髪まで傷みが広がる可能性があるためです。切るのは、すべりをよくして毛先から少しずつほどいても、ほどけないときだけにします。


髪が絡まる対策は、洗い方と乾かし方の見直しから
対策で見直すのは、洗い方、拭き方と乾かし方、寝るときのこすれ、シャンプー・トリートメントです。並べたのは絡まりができる場面の順で、効き目の大きい順ではなく、この順でやれば絡まらないという意味でもありません。
シャンプー前にとかし、泡を行き渡らせて、指を通しながら洗う
花王の手順では、濡らす前に髪をとかし、シャンプーは頭皮と髪全体に行き渡らせ、すすぎも髪に指を通しながら行います。
濡らす前に目の粗いくしなどでもつれをとくのは、濡れるとより絡まりやすく、洗うときにこすれて傷みやすいためです(絡まらない状態なら不要としています)。髪が長い場合は、髪全体を泡で包むように毛先まで行き渡らせます。

研究を紹介した花王の記事も、まずできることに、シャンプー中に指を通して絡まりをほどくことを挙げています。
タオルはこすらず、洗い流さないトリートメントをつけて乾かす
タオルでこすらずに水気を取り、洗い流さないトリートメントをつけて、濡れたまま置かずに乾かします。ホーユーは、タオルでゴシゴシふくことと濡れた髪の放置を避けたい習慣に挙げ、乾かす前の洗い流さないトリートメントをすすめています。花王は、根元の水分をしっかりふき取ると、毛先がこすれる回数を減らせるとしています。
洗い流さないトリートメントとヘアオイルの使い分けは2つの違いと選び方の記事に、乾かす順番と止めどきはドライヤーの乾かし方を4社で比べた記事にあります。
寝ているあいだのこすれは、ナイトキャップなどで減らす
寝ているあいだのこすれには、ホーユーは、ナイトキャップやシルク素材の枕カバーを使う方法を挙げています。デミは、寝返りで枕と髪が何度もこすれると説明しています。
洗い方を変えても絡まるなら、シャンプー・トリートメントを髪質で見直す
洗い方を見直しても洗うたびに絡まるなら、シャンプーとトリートメントが髪質に合うかも見直します。
絡まりは洗う場面でできる(花王)ので、使うものも見直すところです。花王は、コンディショナーの働きの1つに、髪の表面をなめらかにして指通りを良くすることを挙げています。
ホーユーは、髪質に合わせてトリートメントやオイルを取り入れるようすすめています。細い髪は絡まるとほどけにくい傾向がある(ホーユー)ので、細くてやわらかい髪なら、その髪向けと書かれたものから選ぶのが当ブログの提案です。太い髪でも、髪質に合うかを見るのは同じです。
まとめ:髪が絡まる原因は傷み・乾燥・こすれ。ほどくなら毛先から
髪が絡まる主な原因は、傷み・乾燥・こすれで、髪質も関わります。どれに当たるかは、いつ絡まるかで見当がつきます。絡まったら、引っ張らずに毛先から少しずつほどき、対策は洗い方と乾かし方から見直します。
細くてやわらかい髪で、シャンプー・トリートメントから見直したい人は、ボトルの表示から選ぶ方法をまとめた記事もあります。
各社の説明は、2026年10月13日に各社のページで確認した内容です。いつ絡まるかの表は当ブログの整理で、推測を含みます。海外の研究は、英語の紹介記事で確認したもので、論文そのものは確認していません。


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