髪がパサついたり、ごわついたりしてきた。カラーのせいなのか、毎日のドライヤーやアイロンのせいなのか、何が原因なのか分からないよね。
実は、髪を傷める主なきっかけは4つあり、そのうち3つは、ドライヤーやアイロン、タオルで拭くとき、外にいる時間など、毎日の暮らしの中で起きています。
この記事では、4つの原因が髪にどう関わるかと、洗う・拭く・乾かす・寝るといった毎日の場面ごとに傷めにくくする方法を、メーカーの説明をもとにまとめました。傷んだ髪は元に戻るのか、という疑問にも答えます。
読み終えるころには、今日からできることが分かって、これから伸びる髪は今よりきれいに保てるはずです。
髪が傷む原因は?主に熱やこすれ、カラー、紫外線の4つ
髪が傷む主な原因は、熱・こすれ・カラー(パーマやブリーチを含みます)・紫外線の4つです。
ミルボンはこの4つを原因に挙げ、花王も、こすれや紫外線、ヘアカラーを表面が傷むきっかけとし、アイロンで熱を加えているときは傷つきやすいとしています。ほかに、乾燥なども原因に数える会社があります(ウエラ・ROSE LABO)。

熱・こすれ・紫外線:3つは毎日の暮らしの中で起きる
このうち熱・こすれ・紫外線の3つは、毎日の暮らしの中にあります。
熱:ドライヤーやヘアアイロンの熱で、中身のたんぱく質が変わる
ドライヤーやヘアアイロンの熱で、髪の中身のたんぱく質が変わることがあります。
高い温度に長くさらされると、たんぱく質が変わって髪がかたくパサつく、とミルボンは説明しています。ウエラとROSE LABOも、熱で中のたんぱく質が変わると書いています。
見直すところは、温度と当てる時間の両方です。
こすれ:濡れた髪ほど、洗う・拭く・とかす・寝るときに傷みやすい
洗う・拭く・とかす・寝るときのこすれで髪の表面は傷み、濡れているときはとくに弱くなります。
ホーユーは、ブラッシングやタオル、枕とのこすれが積み重なると髪の表面が乱れるとし、濡れている髪はこすれの影響を強く受けやすいと説明しています。
見直すのは、濡れている時間と、こする回数です。
紫外線:日差しで、髪の表面の油の成分が減りやすい
日差しを浴びると、髪の表面をおおう油の成分が減りやすくなります。
花王は、紫外線を強く浴びたあとは、この油の成分などが損なわれて表面がはがれやすくなり、表面にかかるこすれも増えて、傷むきっかけになると説明しています。


カラー:カラーやパーマ、ブリーチのあとは、表面が削れやすい
カラーやパーマ、ブリーチのあとは、髪の表面が小さなこすれでも削れやすくなります。
花王によると、パーマやヘアカラーの薬で表面の重なりどうしの結びつきが弱まり、手入れのときの小さなこすれで削れたりはがれたりしやすくなります。縮毛矯正の薬には、高温のヘアアイロンと組み合わせて使うものもあります(日本パーマネントウェーブ液工業組合)。
傷んだ髪は元に戻る?戻らないので、これ以上傷めない
傷んだ髪は元には戻らないので、これ以上傷めないことが先です。
ミルボンは、髪には自分で元に戻る力がないため、一度傷んだら元の状態には戻らないと説明し、ウエラも、完全には元に戻せないとしています。
髪が傷むとどうなる?パサつきやごわつき、枝毛・切れ毛が出てくる
傷むと、パサつきやごわつき、枝毛・切れ毛、指どおりの悪さなどが出てきます。
ミルボンは、表面がめくれたりはがれたりすると、洗うたびに中のたんぱく質などが流れ出しやすくなり、パサつきや枝毛、広がりにつながると説明しています。ウエラは指どおりの悪さ、ROSE LABOはごわつきも挙げています。
傷みと広がりの関係は、髪が広がる原因を、メーカーの説明で整理した記事にあります。
傷んだ毛先はどうする?切るのが手軽、という説明も
枝毛や切れ毛になった毛先は、切るのが手軽な対処法だとウエラは説明しています。花王によると、枝毛や切れ毛は、表面の重なりが薄くなった毛先で起こりやすいそうです。
これから伸びる髪は、次の章の場面ごとに傷めにくくします。


髪が傷まない方法は?毎日の場面ごとに、傷めるきっかけを減らす
傷めにくくするには、4つの原因が起きる毎日の場面ごとに、傷めるきっかけを減らします。並べると次のとおりです。
| 場面 | 関わる原因 | 見直すこと |
|---|---|---|
| 洗う | こすれ | 洗う前にとかす/髪どうしをこすり合わせない |
| 拭く | こすれ | タオルでこすらず、押さえて水気を取る |
| 乾かす | 熱 | 濡れたまま置かない/同じところに熱を当て続けない |
| 寝る | こすれ | 根元まで乾かしてから寝る/枕とのこすれを減らす |
| ヘアアイロン | 熱 | 温度と当てる時間/濡れたままの髪に当てない |
| 外に出る | 紫外線 | 日差しの強い日は紫外線をよける |
| カラー・パーマ | カラー | 回数を抑え、負担の少ないやり方にする |
各社の説明をもとにした当ブログの整理で、効き目の大きい順ではありません。

お風呂から寝るまで:こすれと熱を減らす
お風呂から寝るまでは、濡れた髪のこすれと熱を減らします。
洗う・拭くとき:濡れた髪をこすり合わせず、タオルは押さえて水気を取る
洗う前にとかし、洗うときは髪どうしをこすり合わせず、拭くときはタオルで押さえて水気を取ります。
ミルボンは、洗う前にブラッシングで絡まりをほぐし、髪どうしをこすり合わせないよう案内しています。拭くときは、タオルで包み込んで水気を吸い取る(ミルボン)、押さえるように拭く(ウエラ)、という説明です。
こすれを減らす洗い方・拭き方は、髪が絡まる原因と対処法をまとめた記事で紹介しています。
乾かすとき:濡れたまま置かず、同じところに熱を当て続けない
洗ったら濡れたまま置かずに乾かし、熱は同じところに当て続けません。
ウエラは、自然乾燥のほうが髪にやさしいと思うのは間違いだとして、できるだけ早くドライヤーで乾かすよう案内しています。
同じところに当て続けないことや、乾かす順番、温風を止める目安、ドライヤーとの距離は、ドライヤーの乾かし方をメーカー4社の説明で比べた記事にまとめています。


寝るとき:根元まで乾かしてから寝て、枕とのこすれを減らす
根元まで乾かしてから寝て、ナイトキャップなどで枕とのこすれを減らします。
ホーユーは、寝る前は根元や襟足まで確かめて、湿り気が残らないように乾かすよう案内し、ナイトキャップやシルク素材の枕カバーで寝具とのこすれを減らす方法も挙げています。
出かける前と外にいるとき:アイロンの熱と紫外線を減らす
出かける前のアイロンと、外での日差しを見直します。
ヘアアイロンを使うとき:毎日なら、温度と当てる時間を見直す
私も以前、ヘアアイロンを1日に2回使ったり、同じところに何度も通したりして、髪を傷めてしまいました。ヘアオイルを使わずにアイロンを当てていたこともあれば、アイロンの前に、アイロン用ではないヘアオイルをつけてしまったこともあります。今思えば、熱を当てる回数も、同じところに当てる時間も多かったのだと思います。
アイロンを毎日使うなら、温度と当てる時間を見直します。
ウエラは、できるだけ低い温度か短い時間で使うよう案内し、濡れた髪に使うと大きく傷めるとしています。ROSE LABOも、高温のアイロンを毎日使うと、中のたんぱく質が変わるのを進めてしまうとしています。
アイロンの前にオイルを使うなら、「アイロン用」と書かれたものにします。
アイロンの前に使うオイルの見分け方と、どこまで乾かしてから当てるかは、ヘアアイロンとヘアオイルの順番を5社の説明で整理した記事にまとめています。


外に出るとき:日差しの強い日は、髪にも紫外線をよける工夫を
日差しの強い日は、髪にも紫外線をよける工夫をします。花王の説明のとおり、紫外線で表面の油の成分が減りやすいからです。
ミルボン・ウエラ・ROSE LABOは、紫外線をカットするヘアケアアイテムを使う方法を挙げています。ミルボンとROSE LABOは、帽子や日傘を使う方法も挙げています。
カラーやパーマをするとき:回数を抑え、負担を減らす
カラーやパーマは回数を抑え、根元だけ染めるなど、負担の少ないやり方にします。
ミルボンは回数を抑えて美容師と相談すること、ウエラは負担を抑えた薬を使えるかを相談すること、ウエラとROSE LABOは根元だけ染める方法を挙げています。
カラーとパーマの間隔について、日本パーマネントウェーブ液工業組合は、よくある質問のページで「医薬部外品であるパーマ剤と染毛剤は、1週間の間隔をあけて使用するよう、使用上の注意事項に明記されています」と説明しています。
予約の前に聞いておくことは、髪が広がっておろせないときに、美容室で相談することをまとめた記事にあります。
まとめ:原因は主に熱やこすれ、カラー、紫外線。毎日の場面で減らす
髪が傷む主な原因は、熱・こすれ・カラー・紫外線の4つです。傷んだ髪は元に戻らないので、これ以上傷めないことが先です。
表の中から自分に当てはまる場面を選び、傷めるきっかけを減らしてください。


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